YNSA創始者セミナーin宮崎

平成30年6月

念願だったYNSAの創始者セミナーに参加しました。

YNSA?
聞き慣れない方が多いと思いますので、詳しい説明はYNSA学会のホームページより引用させていただました。(下記)

http://ynsa-gakkai.com/about_ynsa.php

【YNSAとは、山元式新頭鍼療法の略称です。】

宮崎県の医師「山元敏勝」先生によって考案されたこの技術は、残念なことに日本ではあまり知られていませんが、世界ではすでに数千人の医師が実践する非常に有名な治療法です。脳梗塞・脳出血・麻痺等の中枢性疾患・腰痛・肩こり・膝の痛み・しびれ・めまい・耳鳴りなどの様々な疾患に非常に有効なことが、世界中で認められています。

YNSAの優れた効果は世界中で認められています。ドイツでは、整形外科を始めとして麻酔科、内科など多様な診療科の医師が実践し、ブラジルでは山元先生の名前を冠した病院がブラジル政府の国費によって建てられています。

YNSAは頭に(正確には頭皮に)鍼をさすことで治療します。頭皮鍼は中国では複数の流派がありますが、それぞれ反射区が違っており、また手技の修得も難しい事からあまり一般的ではなく、効果も治療者の技術によって差があります。

YNSAは、Made In Japanの鍼灸治療法として一貫した理論と実績があります。頭鍼と名がついているように頭に鍼をしますが0.25mmの非常に微細な鍼を使うため、痛みは、ほとんどありません。

以上。

というものです。

私は鍼灸師として様々な技法を習得してきたのですが、このYNSAは私が鍼灸師になった当初は医師や歯科医師限定のテクニックであったため、私も名前は知っていても習得することは出来ませんでした。

それから臨床の現場に入り切磋琢磨する日々、、。

YNSAの事は忘れているなか、どうしても結果を出せない症状もあり、自身の不甲斐なさを感じては治療法を模索することを数年続けていました。

私はYNSAと同じく頭蓋領域には早くから興味があり

鍼灸では中国式頭皮鍼

オステオパシーではクラニオセイクラル

という分野を学びました。

難病や難治化した傷病、、

脳血管疾患の患者様にもっと喜んでもらいたい、、

そして諦めないで欲しい、、

癒したい、、

そういう想いからか

このYNSAを思い出したのです、、、。

先ずはYNSAを書籍やネット情報で習得を試みましたがこれは不可能で、セミナーを検索すると鍼灸師の受け入れを始めていました❗

セミナーを受けるにも直ぐに募集が定員となるほど人気でなかなか取れなかったのですが、何ヵ月か掛けてようやく山元先生のセミナーの応募が出来ました。

実際に創始者の山元先生にお会いしYNSAを感じたい、という思いで参加しました。

宮崎の会場までの移動は正直大変でしたが行って良かった。

技術や臨床を間近で感じられた、、
それ以上に

山元先生の心を感じられました。

山元先生にお会いできて

医療人として

また一つ成長できたように感じました。

山元先生

ありがとうございました。

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膠原病

膠原病の患者さんが経過をご報告下さった。

CRP 1.26→0.1
ステロイド20㎎→15㎎へ

3月にステロイドが25㎎→20㎎となり
今回の4月の受診で20㎎→15㎎(2週)+10㎎(2週)に😁

15㎎を2週行い終われば10㎎に減らして2週で次回の検査まで処方を受けているそうです。

頚肩部や顔の右半分にあった我慢できない疼く痛みが無くなり、生活がしやすくなったわ!

先生に会っていなかったらどーなっていたか!先生のお陰やわ!と喜んでおられました✨

まだこれからですが
ホント良かったですね☺️

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料金はお幾ら?

ある施設の患者さん

患「失礼やけど先生に聞きたいことがあります。」

ちょっとドキッとして

私「どうかされましたか?」

患「ホンマ失礼で悪いんやけども、先生の治療は1回幾らですかいな?」

お金の事は管理をする方に任せているので本人も金額をお忘れになったよう。

私「◯◯さんにいただいている料金は1回3000円(実費)です。」

患「え〰️‼️そりゃ間違えとんと違いますか?」

私「安いでしょ?(笑)」

患「そりゃ驚きましたわ‼️先生ーもっと取ったら宜しいのに(笑)もっと取れまっせ!私もっと払いますけんども。」

私「いえいえ大丈夫ですよ。ここの訪問はお世話になっているケアマネの◯◯さんをはじめ、皆さんには開始時からの恩義がありましてね、それを利用者への治療でお返しするのが私に出来るお礼と思って訪問をやっているんですよ。」

患「は〰️先生の技術やったらもっと取れるのにすんませんな〰️。みんな高く買ってくれますのに、いやー有り難いことですわ。毎週楽しみにしてるんでこれからも宜しくお願いします(笑)」

私「こちらこそ有り難いことです。宜しくお願いいたします(^-^)」

私の治療代金は通院で1回5000円(実費)です。これも10年前から変わっていません。

訪問なのにこれより安い。
実はこの施設に限った事ではありません。

この施設までは
交通費だけでも往復2000円、移動時間は往復3時間半を使います。同日に数名診ますが、それでも利益優先に商売を考えるならば、近隣への往診や通院の患者さんを診る方が遥に利益率は高いし身体も楽でしょう。

でも私にとっては観点が異なります。

勿論、経営者として利益は大事だと思います。そうしなければ従業員に払えませんし福利厚生も充実しないと士気も低下する。なのでそういう部分は別で考えています。

私がこうしてやって来れたのは使って下さる施設や患者さんのお陰。何かの形でお礼と思い患者さんに還元しています。

そういう意識でいると、何かしら問題が生じても不思議と良いことが多く道が拓けることも少なくありません。

これから独立する人やした方々へ

SNSでは儲ける為の宣伝が多いので注意してください。

経営は利益だけではなく
心を忘れてはいけません。

謙虚で感謝の気持ちを大切に

とっても大切な事と思います。
これがあることが前提で
次に理論が必要になります。

コンセプト、専門性、ターゲット、料金体型、場所(エリア)、宣伝方法などです。

内容がそれてきたので
ではこの辺りで。

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ピアノ

私、先日ピアノを購入しました。

数ヶ月前の事、たまたま昼食で寄ったお蕎麦屋さんの道路向かいにピアノ販売店があったので見るだけと思い行きました。

結構なお値段がするピアノが並ぶ中、私好みなピアノを発見。じーっと見ていたら、店員さんが試し弾きをしてくれたら、、、

その音がヤバイ❤️

惚れてまうやろ〰️ってネタの芸人さんがいますが、ホントそんな感じで、

暫く考えて買ってしまいました。

入店から30分くらいの出来事です。店員さんも決断の早さに驚きを隠せない様子でした(笑)

そして、先日が待ちに待った設置の日。まさか自宅にピアノを置くなんて自分でも驚きです。

、、、。

そして本日のこと、音楽が大好きな患者様に設置をご報告。その患者様は自宅にピアノを置いていて今は弾けませんが見ているだけで幸せなんだとか。

この写真を見せると、

「自分の事のように嬉しいわ。素敵なお買い物されましたね‼️」

と、とても喜んでおられました。

「お値段300万円するの?」(しません(^-^;)

「でも10年分のご褒美と思えば良いじゃないのー。」

と、いつの間にかお値段が300万円するピアノになってしまい、

患者様のテンションが上がっていたので、値段を訂正しても聞こえていませんでした。まあいいか、と思いそれ以上は何も言わず。

すると、話はいつしか戦時中の話になり、

患者様の時代のピアノは今以上に貴重な品で、弾く事が出来るのは学校だけだったそう。でも戦争があったので女学生時代の数年しか弾けなかったそうです。ピアノを弾くのが楽しかった想い出話を色々と聴かせて下さりました。

戦時中は音楽も日本のもの以外は聞くことが出来ず部屋を暗くして生活する毎日。

戦争が終わっても食べるものが無かったくらい貧しかったので、ピアノ(音楽)どころでは無かったんだとか。

23歳でご結婚されてから生活は少しずつ豊かになり、それから想い出のピアノを購入したんだそうです。かなり上手だったようで、ご近所からピアノを教えて欲しいと来るほどで、ちょっと自慢だったんだとか。

患者様は、

「何事もご縁。私とピアノの出会いと同じように、先生もピアノとのご縁があって出会ったのよ。そして、私と先生ともご縁があって出会ったの。私はとっても嬉しいわ🎵」

そう言いました。私もとても嬉しいですね(^-^)

「先生、次は音を聞かせて」

と言うので、

関西に帰ったら録音してきます🎵

と約束しましたが、

私はピアノを弾けません(^-^;

はてどうしよう。

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私が治療家を目指した理由

私は鍼灸師です。

臨床に入っていると、
「先生は何で今の仕事をしてるんですか?」
と質問を受けることがあります。つい先日も。

その際は、「怪我をした経験がありましてね。」
と、軽く話を終えますが本当の所はどうなのか。

ちょっと長いんですが書いてみました。宜しければご覧下さい。

、、、。

私は、16年前に交通事故で右下腿両骨を開放性骨折をしました。

一瞬の出来事ですが、

私にはスローモーションで数秒のよう。
同じような体験をした方は分かりますよね?不思議な時間です。

ドン(ぶつかる衝撃)‼️

ゴリゴリ、、(骨が砕ける音)‼️

あ、ヤバイなこれは、、、。

電柱に、、ぶつかる、。

回避しないと、、(身体を捻る)。

が、ブロック塀は無理か。

ぶつかる、、、。

背中から落ちる。

折れた瞬間、(右下腿が)切断された!と感じました。

地面に倒れて足が後ろを向いていましたがズボンをめくり繋がっていると分かって少し安心した途端に激痛。痛みはあっても感覚が無いので、これは本当にヤバイと思いました。

自身に起きている状況が分かり、救急車へ連絡。そして父に事故ったと知らせました。

状態は、正しい医学用語では無いのですが、複雑骨折と聞くと分かり易いと思います。下腿の骨がバラバラになっている。そして、開放性とは骨が皮膚を破り空気中に出た状態です。開放性は菌が入るためややこしくって、傷口をゴシゴシ洗って抗生剤の投与が必要になります。

私の場合、骨を固定する手術の前段階に1度患部を洗浄するオペがあり、抗生剤の投与が1ヶ月続きました。その間はベッド上で寝たきりです。トイレも食事も。炎症反応が強くて疼痛と熱発で苦しかったのを覚えています。ロキソニンは効かないので、6時間おきに座薬を入れます。痛みが一時的に半減しその時は至福の時。でも3時間程度で効果は切れまた痛みの連続。

なかなか炎症が収まらないため、医師からは、骨が付かない場合は長引くと言われていました。

1ヶ月が経過した頃、炎症が収まってきて2度目のオペ。次は髄内釘(ずいないてい)というチタン製の1本の長い棒を脛骨の中に入れてボルトで固定します。

私には待ちに待ったオペでした。

やっとか。

オペは半身麻酔なので意識はあります。

カンコンカンコン

と、ハンマーの音と身体に伝わる振動が何とも言えない経験でした。

オペ後は麻酔が切れた翌日に医師が来て起きれるか?と言いますがムリムリ。ベッドから足を下ろすと鬱血し下腿部に激痛。車椅子に座っているのも痛い痛い。痛いとも言ってられないので気合いで立ちますが、筋力は低下し小鹿のように震えます。

そしてリハビリの開始。

リハビリは強烈な痛みの毎日で、痛みは脂汗が出るのを超越し笑いが出るほどで、その時私はMだと思いました(笑)

何だかんだで2ヶ月間入院しその後も通院で3ヶ月間リハビリ。だいたい半年で職場に戻りましたが、ある程度迄に回復するには1年掛かりました。

入院していた2ヶ月はとにかく痛みと睡眠不足の思い出ばかりです。でも、その時間があり自身について考えることが出来ました。

何でこんな目に合うのか?
きっと理由がある。
物事には必ず理由があって、
それに「気付き」があるか無いかだけなんだと。

このように、怪我と入院は理由がある。

理由が。

それは一体何だろう?

そしてその理由は業界に入るためなんじゃないか?と、漠然とですが思い始めました。入院し2ヶ月目くらいの事です。

入院中のリハビリで、理学療法士の先生に良くしていただいた事があり、入院中は理学療法士に興味を持ちました。担当してくれた先生に仕事について質問をし、学校の資料請求も何校か行いました。当時は資料請求も有料でしたから、今とは変わりましたね。

理学療法士になろうと思ったのですが、現実はそうも行きません。親には大学へ行かせてもらっていたのでこれ以上甘えることは出来ない。金銭的な援助を受けることは私には出来ませんでした。

当時の理学療法学科には夜間部は無く、またリハビリをしてくれていた先生に聞くと、仕事をしながらは(勉学についていけないのと実習があるため)無理だろうという事で半ば諦めていました。

退院してからも医療業界への想いが消えることが無かったので、自身で業界の職種について調べました。

私は当時の仕事の関係で、医療や健康情報には興味があり、民間資格の健康管理士の資格を持っていました。

ずっと勉強を続けていた健康に関する知識を生かしつつ、技術を提供し、私の様に様々な後遺症、痛みや不眠等に悩んでいる方へ何か出来ないだろうか?

そこであったのが、

鍼灸師(はり師、きゅう師)、マッサージ師、柔道整復師でした。

結果的には鍼灸師の先生とお話を出来る機会があり、鍼灸師を選択。

学校は関西医療学園のみ受験。
なぜか?

資料請求し読んだ内容で、
現在、関西医療大学教授の山本博司先生が書いたコメントでこうありました。

「患者様の心が分かる優しい医療人に」と。

シンプルですが、そこだと思ったからです。この先生の講義を受けたいと。

実際受けてとても良かった。後から知ったのですが、業界では有名人。(下記、山本先生)

http://www.kansai.ac.jp/course/teacher/medical/teacher26.html

学生時代は勉強は難しいというよりは面白かったです。学ぶ目的が明確だったので、学校以外に職場で修行は勿論、図書館通いもしましたし、数多くのセミナーにも積極的に参加しました。

鍼灸師免許を取得してからの方が大変。免許者の責任がありますし、実際の臨床では未熟な私にとって毎日が難しい勉強です。

それは今もですが、毎日が修行ですね。

私は入院した事や今の後遺症は仕事をする上で武器になっています。

経験することでしか感じられない事があり、それが私が受け持つ患者様の想いや感じている事に繋がるからです。

分かるので傾聴であったり声の掛け方、先生としての立ち振舞いも違ってきます。

「患者様の心が分かる優しい医療人に」

これ迄も、そしてこれからもこの初心を忘れず患者様の笑顔の為、皆様のお役に立てるよう努力を続けます。

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突発性難聴

患者様から難聴でご相談がありました。
高齢者を診ているので比較的多いご相談です。

耳が聞こえにくいのは以前から何となく感じていたけれど、ここ数ヵ月で急に進行した。それをお孫さんに言うと「爺ちゃん突発性難聴だー!大変だ」と驚かされて耳鼻科を受診したそうです。

医師からは「歳ですね。それと耳管開放症。」

治療法は特には無いそうで、「聞き辛かったら(亡くなった)奥さんが使っていた補聴器を(調整して)使いなさい」とか何とか言われたんだとか。

患者様は、「そんな補聴器なんて棺桶にくれてやりましたよ!」って医師に言って帰ったそうです。

そういう報告を私に笑いながら言っていましたが、結構な思いが伝わりました(^-^;

難聴以外にも食事をしてても飲み込み(嚥下)がしにくくなったと色々とご相談。

さて、私の場合ですが聴覚は側頭骨を重要視しています(他にもありますが,,,,)。聴覚や平衡感覚の受容器がそこに収まっているわけですから、その側頭骨のアライメントはどうなのか?は必ず診ています。側頭骨を話すと長くなるのですが、簡単には側頭骨も他の骨同様に(一次、二次)呼吸に合わせて動いています。側頭骨の場合は内旋と外旋と。側頭骨の中には受容器以外にも、重要な神経系や静脈洞があります。

そんな大切な部位がどうしたら制限が生じるのかを考えると、外せないのが胸鎖乳突筋(SCM)です。難聴のご相談以外にもあった、嚥下機能やその嚥下に重要な舌骨上筋群にも影響を与えいます。

SCMだけをやったわけではなく、経絡や運動連鎖から関わる部位は治療した上で、最終SCMをリリースし側頭骨と舌骨の調整。

患者様へ、「(喋っている)声が綺麗に大きくなりましたね。」と伝えると、

あ、ホント。出しやすくなった。違和感も楽になっていると、喜んでいました。

患者様、楽になって良かったですね(^-^)
引き続き頑張りましょう👍

(右側の側頭骨の図)

(胸鎖骨乳突筋の図)

(舌骨上筋群の図)

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お金に変えられない価値

私の専業は往診ですが、予約診療も行っています。

一回の施術料は5000円。

施術時間は30分~40分ですが料金は一律です。患者様の状態や感性に合わせるので時間にばらつきがあります。このやり方は開業当初の10年前も今も同じ。そして値段も同じです。

これが高いと思うか安いと思うかは別として。

本日最終の患者様は20代のサラリーマン。とても真面目なお人柄が身体に表れています。疲れきるまで働いて得た給与から、5000円をいただくわけです。とっても貴重なお金。

お金と時間を掛けて、私のような施術師に自身の健康のために投資をしてくれると考えるとありがたい話だと思いませんか?患者様の日々の努力が詰まった大切なお金なんですよね。

SNSをやっていて悲しいのが、毎月の売上が何十万アップのノウハウ教えますや何百万の売上がという広告。往診でも同じです。

患者様が、ではなくて、お金が、と聞くととても悲しい。1日数名で儲かる不妊治療っていう広告にはかなり怒りました。本当に困っている人が見たらどうなの。

儲かりたいから業界でやっているんじゃなくて、利益は自分の努力を支持してくれる方々からいただいているもの。つまり自分が稼いでいるんじゃないんです。「いただいている。」

目の前にいる辛い方々を楽にして人生をより良いものにする為に我々施術師がいるんじゃないのでしょうか。

こう言うと、従業員は暑苦しい院長と思うでしょうけど、そう思う以上の行動を私はやって来て、そう感じるから伝えているんです。お金を考えないと経営は成り立たないのですが、それを最終結果にしてはいけません。

患者様を想う気持ちが物事の基本であり、全ての結果になるんだと思います。

だからいつもありがたい気持ちを忘れず努力を続けたい、そういただいて感じました。

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赤いお守り

仕事始めの1月2日、業務の合間に初詣をしました。今年の運勢は中吉でまずまず。健康運は「無理は禁物」と書いていて、前厄なので気を付けないといけない、と言われている気持ちになりました。幸運の鍵は「赤いお守り」、という事で素直に購入し仕事鞄に付けていました。

ある往診先の患者様が年末に肋骨の不全骨折をされてとても落ち込んでいたのですが、気になりながら年始は4日に訪問しました。

まだ精神的に落ち込みが目立ち、1週前と比較してちょっと変化に乏しい。患者様の訴えを聴きながら、患者様の精神力を高める何か良い方法はないか?と考え、とっさに鞄から赤いお守りを外して患者様に渡しました。

○○さん、先日住吉さんに行って○○さんが早く治るように祈願してきましたよ👍これで大丈夫ですからね。○○さんは赤が良くお似合いです(^-^)

と伝え、側に置いていた患者様の携帯電話のストラップに付けました。

患者様はとても喜んで下さり、お守りを顔に近付けじっくり見ては頬に当てていました。

それから一週後の本日。

だいぶ回復し、落ち着きを取り戻されていました。先生、頚が痛いんですねん、といつものように言って下さり、骨折部に影響が出ない範囲で頚肩部に治療を加えました。本日(1月11日)、病院を受診をされるとの事でしたので、結果を聞いたらより安心される事でしょう。

幸運の鍵は「赤いお守り」か。
まんざら間違いでもなく、おみくじは当たったようですね(^-^)

一人の患者様の支えに少しでもお役に立てたかな⁉と思います。

患者様を中心に、ご家族様、介護スタッフ様やケアマネージャー様、主治医の先生と地域医療のネットワーク、看護師様、そして私のような施術師がいます。

そんな中で私は何が出来るのかを考えたい。家族や従業員なども同様にです。

それが幸せで、幸運の鍵だと。

幸せは与えられるものではなくて、自身の心が決めます。今日も患者様が喜んで下さりとても良かった。そう素直に幸せを感じます。

#赤いお守り

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肩関節脱臼の患者様

様々な患者様を見させていただいているのですが、本日の患者様は大正10年のお生まれでお身体がこれまでを物語っていました。

四肢のMMTと関節可動域の検査のため、右上肢を少し動かすと、肩関節付近の雑音が手に伝わりました。

あれ⁉と思い肩をチェックすると、右肩を関節が前方脱臼しているのが分かりました。いつ発症したものかは不明です。他にも色々と症状があって、あちこち痛かったのを我慢されて来たんだと思うと目頭が熱くなりましたが、感情移入してはいけないと、患部の検査を続けました。

高齢者の肩関節脱臼は比較的多く、発症しても分からなかったり、整復するのも骨折リスクや再発率が高いのでそのままの場合が多いです。そして自動運動が減るため関節は癒着し、その状態で固定されます。

肩関節は筋に依存した関節で関節窩が浅い。様々な動きが行える可動性を獲得した反面、ちょっとした外力などで脱臼しやすい関節。高齢者の場合は腱板という筋肉が断裂している事が多く、お背中も円背し肩関節に負荷が掛かり続けるので、ちょっとした事や自然に脱臼しても不思議ではありません。

いつも思いますが、お会いした際は皆さんお辛かったですね、と感じます 。長年の症状を楽にすることは簡単ではありませんし、治せる所と治せない所はあります。でも、必ず楽にしてあげたい。保証は言ったらいけないんでしょうが、私はお辛い状態が楽になる事を約束します。私の施術院に出会って良かった、人生が良い方向に変わった、そう思っていただけるように最善を尽くします。

患者様には残りの人生を最後まで楽しんでいただきたい。

#肩関節脱臼 #高齢者

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考えと想いを

本日最後の患者様

脉診すると、肝実脾虚、気滞。腹診は左の天枢に強い抵抗がありました。

患者様に、だいぶストレスが溜まってるみたいですけど何かありましたか?と聞くと、実は、、と話をしてくださいました。

「みんな自分さえ良ければ良い?学校だと冬休みがありその間の飼育小屋の動物たちはどうなるの?これまでも生き物をほったらかして飢えているのに。それで教育者と言えるのか。命の大切さを教える立場の人間が、目の前にある命を大切に考えなくて矛盾している。生き物が心地良くない環境はそこに通う子供達にも同様に言えないか⁉だから上の者に言ったんです。そしたら、自分は休みだからとか、担当じゃないとか、動物は好きじゃないとかって言う感覚はおかしくないですか?それとも私の感覚が間違っているの?」

そう言っていました。

◯◯さんの感覚は間違っていませんし、私も同じように思います。そう伝えました。

教師は年間5000名程の精神疾患で休職者が出ているそうです。その分犯罪も耳にしますね。

大変なストレスを抱えているんでしょうが、どの時代もどの環境であってもストレスは掛かります。私が思うにストレスの現場に目を向けるのではなくて、その人自身が変わらないと何も変わらないと思います。考え方や行動であったり身体もです。

出来ることはありますよ。身体を治す事です。簡単ではありませんが、生活習慣や摂取する食であったり運動器の状態であったりやれることは沢山あります。身体が変われば精神も変わり、身体機能は精神の抵抗力とも言えます。

これをやらないないのは勿体ない。周囲に無関心となるのにも理由があります。

そういう考えになる理由が必ずあるんです。

目を背けないで周囲(環境要因)のせいにしてはいけない。

周囲に変化を求めても変わりません。だから自身が変わらなけれならないのです。そうすれば周囲は変わって行きます。周囲は変わってないかもしれません。でも変わったと感じるんです。それは自身の心身の良い変化です。

何事も「求めない」

求めるから不平不満が生じ、その負のエナジーが自身を壊して行くのです。

求めない。でも私に何が出来るのか?

そう考えると違うでしょ⁉

だから私はいつも自分は何が出来るのか?を考え、その答えを行動に移します。

ストレスをストレスではなく遣り甲斐に感じる事で、それが生き甲斐になると思います。

#ストレス
#生き甲斐

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