お知らせ

トラウマ

本日の業務終了(^-^)

私は有り難いことに様々な症状の患者様を診させていただいています。今の会社をやっていなければ経験出来なかった事だと思います。いつも困難の連続で、その都度悩み、自身を振り返る連続があって、今こうしてやって行けていると感じます。そして、ゆっくりですが着実に対応できる症例が増え、臨床家としての道を歩む事が出来ています。これも継続あっての事かなと。とても有り難いことです。

臨床経験を重ねる度、#トラウマ という部分が回復の壁になっているのではないのか⁉と、感じ始めました。そしてその考えが間違いではない、このトラウマに対する治療的アプローチが必要だと確信し、今勉強を続けています。

今日の最終は予約診療の患者様でした。強い緊張が全身に生じていて、筋筋膜や硬膜は痛々しい状況でした。

左側臥位で胃の大弯を触ると重たい。そして仰臥位で各所をチェックし施術を開始。目的の周囲からゆっくり開始し、食道下部と小弯に感じアプローチ。そして下顎と下顎枝の嫌な感じがする所を触れ減圧。

すると緊張は取れ、胃経ラインはスムースでした。脉状の安定し呼吸も楽に行えています。

問題ないと判断し終了。

終わってからの話で、幼少期に顎の怪我で縫合の経験があったそうで、縫合する医師の様子や痛みが今も覚えているそう。それ以降、胃が弱く、ストレスを感じると胃が悪くなるそうです。胃をリリースすると、顎に違和感があったらしく、顎の治療が心地よかったとの事。どうりで手が行くわけですね。

患者様は、今日の治療を受けてそう言えば、、と、話をして下さいました。そうだ‼だからか〰、と実感され喜んでいました。何か抜けた感じがすると。

そう一つ一つ考えていくと施術って深いです。ホント深い。

それを感じさせて下さって、学びを下さる事に感謝します。

私が思うに、誰かに習ったという事以上に、患者様から多くの事を学ばせていただいています。こういう環境を与えて下さり、神様は私に何をしろって言ってんだか(^-^)

私に与えられた役割だと思い、今日の経験を明日に生かしたいと思います。

#トラウマ #鍼灸マッサージ #オステオパシー

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アルツハイマー型認知症の患者様

アルツハイマー型認知症の患者様を受け持っていまして、そのご主人はとても愛妻家でいつも患者様の事を気に掛けて施術中も様子を見ています。風邪を拗らして症状の変動があったのですがようやく落ち着いて来ました。施術後には今の状態をご主人に説明をしてから退出します。

ご主人はとても論理的な方で、専門職としての意見を言うと納得し、倍ほど年の離れた私を信頼して下さっています。いつも心配されていると先々がご不安でしょうから、そういうご家族様へのフォローも大切な事です。患者様がどういう状態であって、施術は何を目的にやっていて、どういう変化をしているか、そして今後はどうしなければならないのか、生活面では何に気を付けないといけないか、を説明しています。

患者様はとても痩せていて無動で全介助。身体は硬直し強い緊張が生じています。表情は険しく息もやりにくいご様子です。また嚥下や排痰も暫く機能低下により厳しい状況でしたが、顔色や応答も良くなってきて、嚥下も出来ているようでした。

私たちは痛かったら痛いと言えますし、不快であれば楽になるように動いたり出来ますよね⁉でもこの患者様は、自身の状況が分からないのです。苦しくて辛くいつも恐怖感がありそれも何なのか分からない。ご主人もそう思っているようでいつも辛そうな自分の妻を見ては優しく声を掛けています。

私は、患者様の状況から代弁者として痛いところに手を差し伸べ施術し、苦しい体勢をポジショニングで整え、呼吸を楽にし、身体の緊張を落ち着かせる。必要な機能訓練をしADLの維持に最善を尽くしています。

今日は腰をリリースすると呼吸や筋緊張が安定していました。腰が余程お辛かったんでしょうね。ご主人とそうお話をしながら施術していると穏やかな表情になり、声を掛けると笑顔で反応して下さりました。それを見たご主人も嬉しそうでした。

私たちにとっては何気ない1日かも知れませんが、患者様やそのご家族様にとってはそうではないでしょう。一回一回の介入で患者様の生活を変えられる事があります。私に出来ることは行いたい。

神戸線が人身事故で遅延し、ようやく午後の往診先に到着しました。この後も頑張ります。

#認知症 #バリデーション #ユマニチュード #訪問鍼灸マッサージ #機能訓練

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幸せってなにでしょう⁉

今日の患者様

患者様「先生、えらい久し振りだ事(^-^)
いつも来ないなー来ないなーって待ってるのよー。」

私「◯◯さん、先週も来ていますよ‼毎週火曜に来てますからね(笑) 」

患者様「もうすっかりボケちゃって困ってるのよ。これが認知症ってやつなの?」

私「いえいえ、ボケちゃったらボケた事すら分からないので、◯◯さんは認知症ではないですよ👍一時的な物忘れですからね。」(ボケるという表現は適切ではないのですが、患者様の会話に合わせるためご理解下さい。)

患者様「あらそーお⁉なら良いんだけど、このままボケちゃたらどうしようかと思ってね‼恐くってね。」

高齢者の多くが、分からなくなって行く不安で強いストレスを感じています。でも治療後に体調が回復するに連れて記憶も戻り意識もはっきりすることが多く、いかに身体機能と認知機能が関わりあっているのが分かります。認知症の方も症状が落ち着かれます。

この患者様のは、ホント精一杯生きているって感じる人で、なるべく自分で出来ることをして自立した生活をされています。本当ならそうは出来ないと思います。今を生きる事に全精力を使っているので、物忘れも増えて当然なんです。今よりも状態が優れない期間は今と全く違いましたから。

この患者様、

「幸せってなんだろうね⁉先生。」って突然言いました。

私「考え方は色々ありますけど、出来ることが幸せだと思いますよ。息が吸えないご病気の患者様はね、息が吸いたいって訴えていました。食事が出来ない患者様はね、お腹いっぱいご飯が食べたいって言っています。

何にしても出来ることがあるっていうことが幸せなんじゃないですか?◯◯さん。

◯◯さんはこうして自分自身で頑張ってやっているでしょ?これは素晴らしい事なんですよ。僕は尊敬していますよ‼本当に凄いんですから。だからね、今出来る事をいつまでも出来るように頑張りましょうね。」って伝えると。

「そうね、お腹いっぱい食べたいって思うし、今出来ることがそうね、幸せね🎵」

なんて言って安心していました。

幸せって人によって考えが様々ですが、今の仕事に携わるようになって幸せの考え方は大きく変わりました。仕事を通じて多くの事を学ばさせていただいていると実感します。

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感動は心の扉を開く

「感動は心の扉を開く」

いつ読んだか

児童文学作家の椋鳩十の本

患者様の悩みを聴くと思い出します

人生経験を重ねる度
ストレスは減ることはなく逆に増えて行きます

周囲に変化を求めてもそれは叶う事はないでしょう

でも日々抱く辛い心は考え方一つで劇的に変われるのも事実です

それは自身の心を変えてしまえばいいのです

心を変えるもの

それは「感動」です

感動が物事の見え方

そして世界観や人生観を変えます

些細な事を大きな感動に

簡単には出来ないかも知れませんが

思うだけじゃなくて物事に興味関心を持って意識を向ける事

「ありがたい」

そうすると呼吸が楽になります

そして物事をアクティブに

マイナスをプラスに考えられるでしょう

感動が心を変え行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば人格が変わる

人格が変われば運命が変わる

あれ、

こういうのありましたね(^-^)

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ハワイ旅行に⁉

「ハワイ旅行に⁉」

今年の7月から介入している患者様。

初検時は胸腰椎圧迫骨折後遺症で腰部痛が強く身体各所に筋拘縮と筋筋膜性の疼痛が生じていました。疼痛でADLに支障があり動作時痛や不定愁訴が多くありました。

9月くらいにハワイ旅行の話を聞いて、行くのを迷っていましたが、今は体調が良くなり行くことを楽しみにされています。ヘルパーさんが付いてくれて車椅子移動ですが、介入時には旅行なんて考えもしなかった事がこうして行けると喜んでおられます。

年も年だから最後だと思って楽しみたいと言っておられました。

患者様「先生に出会っていなければハワイなんて考えなかったわ。あちこち痛くて行ける身体じゃなかったし。今は楽になってさっきみたいに杖ついて部屋から出ることも出来るようになったのよ。前は出来なかったから。」

私「ありがとうございます。◯さんが喜んで下さってとても嬉しいですよ。こうして◯さんとのご縁をいただいて訪問出来るのも、施設長や主治医の先生や皆さんのお陰なので。」

患者様のお役に立ててやって来て本当に良かったと思います。QOLに貢献できたかなと。さあ次も頑張ろう‼

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食と健康

私は、外食すると必ずと言って翌日は不調になります。

外食が続けば便秘か下痢をし思考もおかしくなってくる。腹は満たされても身体は悲鳴をあげているのでしょう。

特に腸に負担が大きい。腸は第2の脳と言われる程の重要な臓器であって、セロトニンの大半は腸で造られている事が分かっています。

東洋医学では大腸と肺、小腸と精神を司る心は表裏関係にあり、腸の環境が悪化すれば呼吸器や精神に悪影響が表れる。他にも沢山あります。

また、腸では造血も行われているのではないか?という腸造血説(千島学説)も有名な話です。そして、白血球は赤血球から分化するとう考えから、免疫には赤血球の状態が健康に左右する。その為、赤血球の状態が悪いと身体に炎症反応が出ることがあります。赤血球=腸内環境。

綺麗な血液は腸の状態で決まります。

外食では必ず、「精製塩、白砂糖、グルタミン酸」が含まれており(一部は違います)、この3つが害が非常に厄介。書くと長くなるので、ご存じ無い方はネットで調べてみてください。

仕事をしているとなかなか食を正せませんが、定期的に食を見直して体内をリセットしましょう。

食と健康は密接ですね。

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成長

私事のお話をします

私自身、今の仕事をするとは夢にも思いませんでした。それは、、、

幼稚園の時は、神社仏閣と粘土にはまり、仏像収集と粘土遊び。

小学校の時は、今では考えられませんが日焼けで真っ黒なほどスポーツ少年だったが、ミニ四駆にはまり速さとコーナーリングを追求する。

中学校では、ギタリストに憧れ毎日耳コピ練習。

高校では、ほぼギタリストとしてプロを目指すが、母の気持ちを考え大学に進学。

大学では、勉強は2回生で単位を取りまくり、その後は音楽活動に明け暮れる。

大学卒業時、自身の音楽の感性に挫折しプロを諦める。

、、、色々な業界を経験後に就職。

就職先で、栄養学や自然医学などを学ぶが、負けん気が強い性格で上司の知識を越えたく学び続ける。その間に健康管理士指導員や健康運動指導士など民間資格を取得。

しかし、将来について不安が募り鬱状態となる。

そして、バイク事故、、、。

もう全て何も無い。終わった、そう思いました。

何も能力はなく、何も出来ない、、、。

そんな時に、

取引先の社長や勤務先の社長や従業員の激励を受け、やったろうと考えました。

開放性で多発骨折の上、感染症を発症していたのですが、治したるわい‼って意気込み気合いで治る。ウソウソ。でも気合いかもしれません。全然患部が回復しなかったので。つまり、骨のリモデリングが乏しかったんです。骨がくっつかない、やばい‼

患部の感染が落ち着いてから2度のオペをし、それからリハビリを経験しました。

拘縮と鬱血による、笑うほど痛いリハビリに耐えるうちに、自分はM体質があると分かるんですけど、、、。冗談。ストレスを受けるとより頑張る事に気が付きました。

それからです。

医療に興味を持ったのは。

25歳でした。

病院のベッドでは医療関係の本を読んで方向性を決めました。

初めは、理学療法士になろうと思いましたが、現実的に学校に通えるほどの貯蓄はなく、働かなければ通学や生活が出来ない。当時は昼間以外にはなく、受験も難関でしたから。

そこで治すセラピストで気になっていた鍼灸師を選択しました。

元々、自然医学にはまっていたので縁も感じていたのがあります。

方向性が決まってからは、もう鍼灸師になることと、治せるセラピストになるため様々な勉強をしました。

通っていた学校の図書で臨床の本は全て読み、本校の大学にまで足を運んで書籍を読みました。

現場も様々な治療院を掛け持つ事や勉強会に参加し学び続けました。

学生時代は、am 4時就寝、am 8時起床という生活を3年しました。

しんどいとかより、独立の目標があったのと、家族に苦労かけたくなかったので、その思いだけでやっていました。

そして独立。

それ以降も波乱万丈です。

簡単には患者様が付くわけでもなく、販促の努力をしました。

そうなんです。

独立するとは、経営者になるので技術より販促のように経営を考える時間の方が多くなるのです。

勤めているときは上手くなりたいとだけ思うでしょうが、独立すると技術が上手いのは当然であって、それ以上に経営を考えなければせっかく身に付けた技術も提供する事が出来ない、そう考えるのです。

色々ありました。

とても多く打たれ続けましたが、結果こうして今があります。

実際、何度か辞めようかと思った事もありました。

でも、やって来てよかった。

諦めず続けてよかった。

業界を続けるうちに雇用をする立場になりました。次に思ったのはこの子たちの社会的地位や保証を維持してあげたい。

そして、「不安定な業界を生き抜ける技術と知恵を兼ね備え、失敗しない施術師になってもらいたい」そう考えました。成功者ではなく、失敗しない方法です。

成功者より、失敗せずずっと安定して家族を養える程の収入を得ながら楽しく業界に携わって行ける施術師です。成功ってどうなのでしょうか?正直思います。それより自身の心の満足度です。

では法人にしよう。

ゼロ円企業ではなく、社会保障を備えた会社組織にしよう。そう考え法人化し5年。

業界は一般よりも待遇が悪いのですが、それを改善するため頑張っている会社です。もっともっと福利厚生を充実し良くしていきます。簡単ではありませんが私はそう考えていますから、必ずそうするのです。

その為にはやるべき事があります。業界の考えを変える気持ちが必要です。

、、、。そして皆が変わる必要があります。

今回の題目の「成長」ですが、、色々な解釈があります。

自身の成長は誰もが思うでしょうが、それには「誰かのために」という気持ちが成長に必要と思います。そして一緒にです。

家族、患者様、取引先の関係者様など、誰かの為になりたい、そして一緒に成長しよう、そう思い、私は行動しこれからも何事も諦めず追求し続けるます。

幼稚園時に粘土作りにはまっていた私が、今は患者様や家族、従業員の将来を考えているなんてね。

こんな私ですがこれからも宜しくお願いします。

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自然治癒力の凄さに感激!

7月15日に初検を行った愛媛の患者様。
15と16日の2日間施術しました。

15日の初検では、
上肢の挙上動作は、介助を要するMMT2
下肢は更に少ないMMT2-
寝返り動作は中等度介助
離床動作は高度介助
移乗動作は高度介助
車椅子座位は姿位が崩れ長時間は困難

のような感じで、脱力し循環不全により浮腫が顕著でした。

初回でとても楽になったと表情に変化が現れ、翌日の施術後には楽に立てるようになったと実感されたそうです。

そして、3回目の本日21日。

施術後にレストで15分休んで頂くのですが、その後覚醒され、仰臥位のまま自身で上肢を高く伸ばし深呼吸し、側臥位に寝返り動作をされていました。

ベッドから起き上がるのは出来ない、と言っていましたが、起き上がる方法を教えると自身の力を使い部分介助で起き上がりました。

そして車椅子に座る事を伝えると、指示を理解し中等度介助で行えました。

そして、施術前には排尿が無い時があって不安と言ってたのですが、尿意を感じトイレへ行かれました。

ご本人様は早い回復を大変喜んでいましたが、正直私が患者様の回復力に驚かされました。僅な期間で目に見える形で心身に変化があったわけで。

介入するまで全介助であった方が、介入後の数日で変化が出ました。その間の機能訓練は行っておらず、全て生理機能を整える鍼灸とオステオパシー施術です。

鍼灸は左右の足三里を用い、オステオパシーはクラニアルとTBA(トータルボディアジャストメント)、靭帯性関節ストレインです。

本日は内臓マニュピレーションを追加し、その分TBAの割合を減らしドーゼの調整しています。

暫くは2便の排泄を促し食事を摂取出来るように治療の継続する予定です。調子が良くなれば動きますので少しずつADLの訓練を開始します。先ずは排泄できて、美味しく食事が摂れて、グッスリ眠れること。そうすればリハビリも楽しくスムーズに進みます。

自然治癒力は本当に素晴らしい能力ですね。

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愛媛県民との出会い

本日の新患様は愛媛県民。

東京で愛媛県民とお会いできるなんて❗
患者様と互いに興奮しました。

お会いして「出会いに感謝」と言って、いきなり握手からの初検です。

やはり愛媛の血は何年他府県で住んでも変わらないですね。故郷を愛する気持ち。生物学的にもあるのでしょう。

若い頃は、って言っても今も若いですが(笑)、田舎人っていう嫌な気持ちがあったのですが、今の仕事をしてからは愛媛県民で良かったと思います。

愛媛は愛の国。

心安らぐお国です。

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大腿骨頚部骨折と鍼灸師の役割

高齢者の患者様をみていますが、症例で多いのが「大腿骨頚部骨折」です。転倒により発症するケースが殆どですが、トランスファーの際に下肢固定で体幹を回旋するなど、捻る動作で発症することもあります。

私たち鍼灸師が患者様に介入するのは、オペが終わりリハビリを一定期間行って退院してからになります。「リハビリを一定期間」というのは病院の受け入れにより様々で、過去にはオペ後にリハビリなく同月に退院し介入することもありました。

今回お話をするのは、オペ後にリハビリを済ませて介入をしたケースです。

入院先ではオペ後早期にリハが開始され、荷重をかける訓練や免荷歩行を段階的に取り組んでおられたようです。入院中は皆様懸命に頑張られ、ADLを改善されてから退院、そして私たちが介入という流れです。

退院後は入院前よりもADLは落ちているのですが、それ以外に認知症の進行、食欲不振、オペ患部以外にも疼痛を発症、不眠や妄想、不安などを発症しているケースが殆どです。

そうですよね、とても強いストレスを受け運動機能面はリハビリで回復出来ていますが生理機能面はレベルが落ちています。そのお身体を触ると身体が悲鳴をあげているのが伝わります。これまでよく頑張りましたね、後は私に任せて下さい。と思います。

介入のご依頼では、退院後のADLの維持向上ですが、実はそれらには先程述べたような不定愁訴を改善し、その患者様らしい生活を取り戻す事がとても大切です。

生理機能あっての運動機能。その為、運動機能面=生理機能面であって、運動機能面≠生理機能面と、切り離して考えることはできません。

患者様の人生観を考え、人生に寄り添って心身の回復考えていく。それが鍼灸師の役割だと私は思います。

昨日の新患様も、この大腿骨頚部骨折後の腰部痛により歩行困難。

慢性的に疼痛を感じているため、恐らく脊髄にまで疼痛が記憶されていると思われます。トラウマ的な要素も含まれていると感じるので、経絡治療、アンワインディング、クラニアルも加え対応をいたします。

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