自律神経障害

1年を通して最も自律神経が乱れやすいのは春です。

目(瞼)がピクピク痙攣する
寝てるけど眠い
寝起きがしんどい
鬱っぽい
ヤル気がしない
寝起きで顎がだるい
噛みしめや歯軋りの悪化
首や肩が異様に凝る
突然の目眩
耳鳴りがする
頭がのぼせる
体は熱いけど手足は冷える
便秘や下痢
胃の不快感
光がまぶしい
呼吸が浅く息がし辛い
動悸がする
血圧の上昇

などなど、これらのご相談が2月の立春から始まり、3月中旬頃から急に増加しています。4月下旬に入り減少傾向になってきていますが、ゴールデンウィークまで掛かることがあります。

これらは自律神経が関わっています。人は自律神経の作用により健康を保っているわけですが、これはいつも一定というわけにはいかず季節や気候変動の影響を常に受けています。

暑くなったら発汗を促し、寒くなれば汗腺を引き締める、心拍や脈の状態も変化しており、気圧や磁場に関しても前庭器官や腎臓などのセンサーが働いて恒常性を保っています。

当たり前と感じていることは実は当たり前ではなく身体は非常に精密な変化を繰り返しているわけで、その作用に自律神経が関わっている、ということです。

長い前置きになりましたがその自律神経を整えるツボというのが幾つかあり

代表的なものは
「太衝」「内関」「足三里」「神門」「合谷」

これらは鉄板として用いられるツボで、臨床でもよく使いますし、患者さんに日常の養生法としてこれらのツボへせんねん灸や指圧を勧めます。

臨床ではこれらのツボへの刺激だけでは不十分なことが多く、症状が思わしくないケースでは結果が出なかったり変化に乏しく時間が掛かることを経験しています。

そこで自律神経の緒症状において高頻度で使用するツボが掲載写真。

指圧で刺激でも効果はありますが、やはり鍼を打った方が確かです。

診断として、当院で行っているYNSA診断では肝・心・脾に反応が出ていますが

より細かい診断として斜角筋、SCM、舌骨上筋群などの筋スパズム、舌骨や甲状軟骨の緊張があり、発声や飲み込みが辛い症状や目視で甲状線が腫れているようにも見えます。

頚椎はストレートでC0・1・2や顎関節に強い圧力が掛かっている、、など他にも様々ありますが大まかにはこんな感じです。

因みに、このツボはパーキンソン病やレビー小体型認知症でも症状が落ち着くことを経験しており、診断と合致すれば取り入れています。パーキンソン病やレビー小体型認知症のケースでは薬剤の影響で緊張の亢進ではなく弛緩している場合がありますが、その場合は疼痛があり診断基準になります。

以上、簡単ですがご参考になれば幸いです。

自律神経の緒症状、お気軽にご相談ください。

→ナチュラルスタイルのホームページはこちら

コメントを残す

*