梅は三毒を断つと言われるほど「解毒」に効果があり、古くから民間薬として用いられています。
三毒とは「血毒」「水毒」そして「食の毒」を指します。
動物性タンパク質やお砂糖を摂取すると血液は酸性に傾き血液が汚れるわけですが、梅のアルカリ性が中和してくれる、つまりドロドロ血をサラサラにしてくれます。
また、腹痛・下痢・便秘といった胃腸障害や疲労回復以外に、鎮痛作用、肌荒れ、そして抗ウイルス作用、殺菌作用があります。
私の体験談ですが、往診中に胃腸の動きが悪く身体に倦怠感が酷くあった際、薬局ではなくスーパーに行き梅干を買って食べて治したというエピソードがあります。摂取後の効果は早いですね。
摂取方法で最も理想が「梅を焼いて食べる」方法です。
梅干しを焼くと梅干しの糖とクエン酸が化学反応を起こして「ムメフラール」が発生し、強力な血流改善効果があると言われています。
自然療法で鉄板が「梅醤(生)番茶」です。コップに梅の梅肉を入れて潰し、そこに2~3滴の醤油と生姜のしぼり汁を入れ、熱い番茶を注いで飲用します。風邪や胃腸障害、肩こり、冷え、不眠、不安等にお試しください。
これからの季節性の風邪予防や感染性胃腸炎対策にも◎ですよ。