アルツハイマー型認知症の患者様

当院では、アルツハイマー型認知症を患っている患者様への施術を多く受け持っています。

ある患者様ですが、

施術時に私の顔をじーっと見ていて、

私が「◯◯さん、そんなに見つめられたら照れますよ(笑)どうかしましたか?」と尋ねると、

手を伸ばし私の顔を触ろうとするので、

私は顔を手に近づけました。

すると、手は私の髪の毛へ。

そして、

患者様は「ホントか?」

と言うのです。

私は、「今のところ本物ですよ(笑)」

と言うと、患者様は大笑い。

別の日に同じ患者様は、

前回同様に手を伸ばし、

「ええやん!」

と言うのです。

私は「今日も(セットが)決まってるでしょ🎵」

と言うと、大笑いされていました。

そこで何を言いたいかですが、

その患者様はご病気で、自発的に身体を動かす事が出来ない、そして施術でもROM(関節可動域訓練)では硬直し動かすことも困難な方です。

しかし、あるきっかけで覚醒し興味を持って頂ければ運動機能が飛躍的に向上します。

施術では、こういった接し方全てがリハビリであり機能維持向上の為に必要な術だと思います。

術者が優位に立ち行うのではなく、患者様のお気持ちに寄り添って対応をすれば自発的な機能を発揮して下さります。それが機能訓練として大切な事と私は考えます。施術者優位の進め方ではなく、患者様中心の物事の捉え方です。

往診はいつもドラマがあり、
そして、辛いこともありますが患者様の笑顔を見ればやって来てよかったと、いつも遣り甲斐を感じます。

明日の頑張ろう👍

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